Android端末で動作するRTKコントロールソフトウェア、Hi-Surveyを標準で付属します。
Hi-Surveyは、固定局・移動局の設定と観測をトータルで行う、コントロールソフトウェアです。
測位データの収集から、測設・路線測量まで必要な機能を網羅しています。
特徴
- Android (Ver.4.0.3以上)動作
- RTK/PPK/スタティック観測設定
- 多彩な観測機能
- ポイント測設、ライン測設、路線機能
- DXFデータ、Googleマップを背景に使用可
4つのタブで構成されるメニュー画面
各アイコンは4つのタブに分類され、機能の選択・移行を視覚的に行う事ができます。
フローティングウィンドウから、測位状態を簡単に確認
座標系ツール
- 平面直角座標系(19座標系)は定義済み(世界測地系・日本測地系)
- その他、海外の座標系も定義済み。独自に定義することも可能
- 現場毎の任意座標系も定義可
- ジオイドモデルをインポートしてジオイド補正
- 4・7パラメータ変換を行って、現場内の既知点に整合
多彩な観測機能
- 記録時に写真撮影・録音が可能
- 平均値観測
- 自動観測(一定時間間隔・距離間隔など)
- 背景にGoogleマップ、DXF等を表示
測設機能(杭打ち)
- ポイント測設
- ライン測設:直線・円弧・クロソイド・円を定義し、定義したライン上に測設
- ライン測設:オフセット値を入力して幅杭測設
路線計算
- 路線の定義(中心線・縦断面・横断面)
- 路線測設(中心杭・幅杭)
- 横断測量(横断面に誘導し、観測)
豊富な計算ツール群
NMEAデータ出力設定
受信機底面にある5ピンポートからNMEAメッセージを出力できます。
シリアル出力する通信速度・メッセージの種類・出力レートを設定します。
RTKコントロールソフトウェアHi-Mateは、GNSS受信機の設定に機能を限定したソフトウェアです。 Windows版とAndroid版があり、ライセンスフリーでインストールできます。
基準局・移動局の設定、シリアル端子およびBluetoothから出力されるNMEAメッセージと転送レートの設定が可能です。
COMポート転送機能を用いて、電子平板などのWindowsアプリへNMEAメッセージを転送することもできます。
COMポート転送機能で、電子平板等と連携
COMポート転送機能を用いて、電子平板などのWindowsアプリへNMEAメッセージを転送することもできます。
Hi-Mateを用いた構成の場合、Windowsで直接N-tripサービスへ接続して補正情報をGNSS受信機に入力させることができます。 NMEAメッセージもBluetoothを通して受け取り、COMポート転送機能を用いて電子平板などのNMEAデータを利用する他社製のソフトウェアへ 転送することができます。
基地局・移動局の設定
BluetoothでGNSS受信機との接続を行ったあと、基地局および移動局の各種設定を行うことができます。
設定はテンプレートとして保存しておくことができますので、ご利用の形態に応じた様々な設定をスピーディーに呼び出して 設定することができます。
NMEAメッセージの設定
GNSS受信機底面の5ピンポートからNMEAメッセージをシリアル出力させることができます。出力するメッセージの種類および転送レートが設定可能です。
GNSS受信機のBluetoothから出力されるNMEAメッセージについても、同様に設定することができます。
Android版 Hi-Mate
Android版・Hi-Mateでも同様の機能を提供しています。Androidアプリへの測位データの提供については、疑似ロケーション機能を用いて行っています。
基線解析ソフトウェア、Hi-Target Geomatics Office (HGO) を標準で付属。 スタティック測位の後処理・Rinexデータへの変換が可能です。
二等三角点上でスタティック観測を行い、電子基準点を与点に解析する手順を動画にまとめました。
※英文取扱説明書のみ。